大切な家を守るために
世界でも有数の地震大国、日本。ひとたび大地震が発生すれば、その被害は計り知れません。倒壊した家屋、散乱した瓦。こうしたシーンがTV画面に何度も映し出されることで、いつしか「瓦屋根の住宅は屋根が重いので地震に弱い」といった間違った風評が広がってしまいました。
しかし「住宅がなぜ倒壊したのか」、その原因究明が進むにつれ、実は倒壊の主因は「屋根の重さではなく、建物そのもの(柱、土台、壁など)にある」ことが明らかになっています。今から30年以上前の建物の構造は現在の基準では強度が足りていないものが多く、またそのような古い家の屋根は、そのほとんどが瓦屋根です。そのため、地震の被害は必然的に瓦屋根の被害が多くなっているのです。
地震被害の真相は、瓦が重いから被害が発生しているのではなく、建物の構造の強度不足により被害が発生しているといえるのです。
動画は三州瓦の愛知県陶器瓦工業組合公式サイトで一般公開されているもので、スレート系や金属系の屋根に比べ、三州瓦が耐久性・快適性に優れている点について解説しています。また耐震実験から瓦の耐震性についても紹介しています。4分程度の動画となっていますが、一度ご覧頂き、瓦の安全性をご確認ください。