瓦産業界からのお知らせとお願い

「瓦屋根は重いから地震に弱い」という風評は大きな誤解です。住宅の耐震性に圧倒的に影響する要因は、構造体の強度です。例えば重い屋根でも柱、筋交い、壁量などを多くすれば耐震性は高くなりますし、逆に軽い屋根でも構造体が貧弱なら耐震性は低くなります。つまり屋根の重さによって耐震性が、左右されることはありません。旧耐震基準で建てられた住宅は、巨大地震で倒壊する恐れがあります。屋根を改修する前に、まずは住宅の耐震診断を受け、住宅の耐震性に最も重要な構造体の耐震改修を行ってください。

  • 掲載先 熊本日日新聞社
  • 掲載日 2016.06.23